「ユートピア1」 もしユートピアがこの世にあるとするならば、私たちの考えはないのであり、つまりそれは私たちの手によるものではなく私たちの存在の上でユートピアは成り立たないのである。 つまりそれは人間にって不可能であり、ユートピアとはユートピアにすぎないのである。 ユートピアとは永遠にユートピアなのである。 「ユートピア2」 ユートピアに行きたいと思った瞬間、それは自己中で人間の欲望丸出しである。 ユートピアとはユートピアという言葉さえ知らない無知な人間、悪いことも良いことも知らない真っ白でも真っ黒でもない透明な生き物の居場所、つまりそれは無意識の世界なのではないかとふと考えてみたりするものだ。